「ブログを副業にしたい」「WordPressで自分のサイトを持ちたい」と思っても、サーバー・ドメイン・SSLといった言葉が並んだ時点で手が止まってしまう人は少なくありません。実際のところ、WordPressブログの開設作業そのものは1時間もかかりません。難しいのは開設ではなく、開設前の判断と、開設後の運用です。
この記事では、ブログの仕組みから必要な費用、WordPressの開設手順、レンタルサーバーの選び方までを、2026年8月時点の公式情報にもとづいて整理します。編集部で実際にエックスサーバーを契約し、WordPressクイックスタートでサイトを立ち上げた際に気づいた点もあわせて記載しました。
調査情報(本記事の前提)
- 最終確認日:2026年8月31日
- 調査対象:エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ!
- 確認項目:プラン名/契約期間別の月額料金/初期費用/独自ドメイン特典/独自SSL/バックアップ/無料お試し/実施中のキャンペーンと期限
- 主な情報源:各サービスの公式料金ページおよび公式解説ページ
料金・キャンペーンは変動します。申し込み前には必ず各社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。本記事の金額はすべて税込です。
結論:この記事で分かること
- ブログ開設に必要なものは3つだけ:レンタルサーバー・独自ドメイン・WordPress本体。
- 初期費用は0円、月額は600〜1,100円程度が目安。ドメインはサーバーの特典で無料になるケースが多く、実質はサーバー代のみで始められます。
- 開設作業は最短10分程度。エックスサーバーやConoHa WINGには、申し込みと同時にWordPressまで自動構築される機能があります。
- サーバー選びで大きく失敗することは少ない。主要3社はいずれもWordPress自動インストール・無料SSL・自動バックアップを備えています。差が出るのは料金体系と管理画面の分かりやすさです。
- 収益化には時間がかかります。開設してすぐ収入が発生するものではなく、記事が検索で読まれるまでに数か月単位の期間を見ておく必要があります。
そもそもブログとは?SNSとの違い
ブログは、記事を書いて公開し、それが自分のサイトに蓄積されていく「ストック型」のメディアです。書いた記事は消えずに残り、検索エンジン経由で何か月後・何年後にも読まれる可能性があります。
一方でSNSは「フロー型」で、投稿は時間とともに流れていきます。拡散力は高いものの、過去の投稿が継続的に読まれることは多くありません。
この違いが、ブログが副業として選ばれる理由です。1本の記事が読まれ続ける限り、書いた後も価値を生み続けます。ただし裏を返せば、成果が出るまでに時間がかかるということでもあります。
WordPressとは?初心者向けにかみ砕くと
WordPress(ワードプレス)は、Webサイトを作るための無料ソフトウェアです。HTMLやCSSを書かなくても、文章を入力する感覚で記事を作成・公開できます。W3Techsの調査では、全世界のWebサイトのうち4割以上がWordPressで作られているとされ、事実上の標準といえる存在です。
WordPress自体は無料ですが、動かすための「置き場所」が必要になります。それがレンタルサーバーです。
よく出てくる用語の意味
- レンタルサーバー:Webサイトのデータを置いておく場所。土地にあたります。
- 独自ドメイン:「example.com」のようなサイトの住所。自分専用のURLです。
- SSL:通信を暗号化し、URLを「https://」にする仕組み。現在はほぼ必須で、主要サーバーでは無料で使えます。
- WordPressテーマ:サイトの見た目と機能を決めるデザインテンプレート。
無料ブログとWordPressの違い
「無料ブログで十分では?」という疑問はよくあります。趣味の記録なら無料ブログでも問題ありませんが、収益化を目的にするならWordPressが基本です。理由は下の表のとおりです。
| 比較項目 | 無料ブログ | WordPress |
|---|---|---|
| 費用 | 0円で始められる | 月600〜1,100円程度 |
| 開設の手軽さ | 登録すればすぐ書ける | サーバー契約が必要(最短10分程度) |
| 広告・アフィリエイト | サービスによって制限あり | 原則自由 |
| デザインの自由度 | 用意された範囲内 | テーマ・プラグインで柔軟に変更可能 |
| 独自ドメイン | 使えない場合がある | 使える |
| サービス終了リスク | 運営の方針でブログごと消える可能性 | データは自分の管理下にある |
| 資産性 | 低い(他社の土地を借りている状態) | 高い(自分のサイトとして育つ) |
最大の違いはサービス終了リスクです。無料ブログは運営会社の判断でサービスが終わると記事もアクセスもゼロになります。数年単位で運営するつもりなら、最初からWordPressを選んだほうが結果的に手戻りがありません。
ブログに必要なもの3点と費用の目安
WordPressブログを始めるために必要なものは、次の3つだけです。
- レンタルサーバー(土地)
- 独自ドメイン(住所)
- WordPress(家)
費用の内訳
| 項目 | 費用の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 主要3社とも初期費用は無料 |
| レンタルサーバー | 月660〜1,430円程度 | 契約期間が長いほど月額は下がる |
| 独自ドメイン | 実質0円〜 | サーバーの特典で無料になるケースが多い |
| ドメイン更新料(特典なしの場合) | 年1,000〜3,000円台 | ドメインの種類(.com/.jpなど)と登録先によって差がある |
| 独自SSL | 0円 | 主要3社とも無料 |
| WordPress本体 | 0円 | 無料ソフトウェア |
| WordPressテーマ | 0円〜 | 無料テーマで開始可。有料テーマは買い切り型が主流 |
ドメインで見落としやすいのが更新料です。新規取得は数百円でも、2年目以降の更新料はその2〜3倍になるのが一般的で、ドメインの種類(.com/.jpなど)によっても金額が変わります。取得画面の初年度価格だけでなく、更新料もあわせて確認しておくと想定外の出費を避けられます。
ただし、レンタルサーバーの独自ドメイン無料特典を使う場合、契約を続けている間はこの更新料が発生しません。主要3社はいずれもこの特典を用意しているため、実際にはサーバー代だけで運用できるケースが多くなります。
なお有料テーマの価格はテーマごとに異なるため、購入前に各テーマの公式サイトで確認してください。最初は無料テーマ(Cocoonなど)で始め、運営が続きそうなら有料テーマを検討する順序で問題ありません。
結論:月1,000円前後・年間1万円程度が、現実的な予算感です。
WordPressブログ開設までの7ステップ
ブログのテーマ(ジャンル)を決める
最初に決めるのは、何について書くかです。完璧に絞り込む必要はありませんが、「自分が続けられること」と「読者が検索しそうなこと」が重なる領域を選ぶと、記事のネタが尽きにくくなります。
ジャンルが決まっていなくても開設自体は進められます。迷って止まるくらいなら、仮決めで先に進めたほうが早いです。
レンタルサーバーを選ぶ
WordPressに対応したレンタルサーバーを契約します。選び方の基準は後述しますが、初心者向けの主要3社(エックスサーバー/ConoHa WING/ロリポップ!)であれば、機能面で困ることはほぼありません。
ドメイン名を決める
サイトのURLになる文字列を決めます。ポイントは3つです。
- 短く、覚えやすく、入力しやすい
- 末尾は迷ったら「.com」で問題ない
- あとから変更できないので、慎重に決める
ジャンル名を無理に入れる必要はありません。将来テーマを広げる可能性を考えると、汎用的な名前のほうが扱いやすい場合もあります。
WordPressをインストールする
かつては手作業でデータベースを作成する必要がありましたが、現在は各社の管理画面から自動インストールできます。エックスサーバーの「WordPressクイックスタート」やConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」を使えば、サーバー申し込みと同時にWordPressの設置まで完了します。
SSL(https化)を設定する
独自SSLを有効化し、サイトのURLを「https://」にします。自動設定されるサーバーも多いため、その場合は反映を確認するだけで終わります。WordPress管理画面の「設定 → 一般」でサイトアドレスがhttpsになっているかを確認しておきましょう。
WordPressの初期設定をする
公開前に済ませておきたい設定は次のとおりです。
- パーマリンク設定:「投稿名」にしておくと、記事URLを分かりやすくできます。あとから変更するとURLが変わってしまうため、最初に決めるのが重要です。
- テーマの設定:見た目を決めます。
- 必要最低限のプラグイン導入:入れすぎは表示速度低下の原因になります。
- サイトタイトル・キャッチフレーズの設定
最初の記事を公開する
設定を完璧にしてから書き始めようとすると、たいてい着手が遅れます。デザインは後からいくらでも変えられるので、まず1本公開してしまうのが現実的です。
レンタルサーバー主要3社の比較(2026年8月31日確認)
初心者が候補にしやすい3社を、同じ評価軸で比較します。料金はいずれもキャンペーン適用時・税込です。
| 比較項目 | エックスサーバー (スタンダード) |
ConoHa WING (ベーシック) |
ロリポップ! (ハイスピード) |
|---|---|---|---|
| 月額(12ヶ月) | 990円 | 970円 | 1,045円 |
| 月額(36ヶ月) | 693円 | 659円 | 660円 |
| 最短契約期間の料金 | 3ヶ月 1,320円 | 3ヶ月 1,331円 | 1ヶ月 1,430円 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
| WordPress導入 | クイックスタートで申込と同時に構築 | かんたんセットアップで申込と同時に構築 | 簡単インストールに対応 |
| 独自ドメイン | 最大2つ永久無料 | 最大2つ無料 | 2個ずっと無料(12ヶ月以上契約+自動更新設定が条件) |
| SSL | 無料 | 無料 | 無料 |
| バックアップ | 自動バックアップ標準 | 自動バックアップ無料 | 自動バックアップ標準 |
| 無料お試し | 10日間 (クイックスタート利用時は不可) | なし | 10日間(カード登録不要) |
| 実施中のキャンペーン | 最大30%OFF 2026年8月4日17時〜9月7日17時 | 最大54%OFF 2026年9月9日16時まで | 公式ページ上で期間限定割引の明記なし |
※料金・キャンペーン内容は2026年8月31日に各社公式サイトで確認したものです。期限後は条件が変わります。
比較して分かること
- 長期契約なら3社とも月700円前後まで下がる。36ヶ月契約時の差は月30円程度で、料金だけで優劣はつきません。
- 短期で試すならロリポップ!が唯一1ヶ月契約に対応。ただし月額は1,430円と高くなります。
- ConoHa WINGは12ヶ月契約の単価が最も安い(970円)。一方で無料お試し期間はありません。
- ロリポップ!のドメイン無料には条件がある(12ヶ月以上+自動更新設定)。短期契約では特典が付かない点に注意が必要です。
各サービスの詳細
エックスサーバー(スタンダードプラン)
国内シェアの大きい老舗サーバーで、情報量の多さが強みです。設定でつまずいたときに検索すれば、公式マニュアルと第三者の解説記事の両方が見つかります。
スタンダードプランの料金は、キャンペーン適用時で3ヶ月1,320円/6ヶ月1,210円/12ヶ月990円/24ヶ月836円/36ヶ月693円(月額・税込)。初期費用は0円、独自ドメインは最大2つ永久無料です。現在は最大30%OFFのキャンペーンが2026年9月7日17時まで実施されています。
向いている人
- 長く運営するつもりで、情報の探しやすさを重視する人
注意点
- クイックスタートを使うと10日間の無料お試しは利用できない
- 支払いはクレジットカードまたはペイディに限られる
実際にエックスサーバーを契約して感じたポイント
編集部で実際にスタンダードプランを契約し、WordPressクイックスタートでサイトを立ち上げました。初心者目線で気づいた点を挙げます。
- 作業自体は本当に短い:プラン選択・ドメイン入力・WordPress情報の入力・支払い情報の登録という流れで、入力そのものは10分程度で終わります。難所はありません。
- 時間がかかるのは「決めること」:ドメイン名とブログ名は後から変更しにくいため、ここで手が止まりがちです。申し込み前に候補を決めておくと圧倒的にスムーズです。
- SSLとテーマ選択が申込フォームに含まれている:https化やテーマ導入を別作業としてやらずに済むため、開設直後から記事を書ける状態になります。
- 反映待ちの時間がある:公式には最短数分〜最大24時間とされています。申し込み直後にサイトが表示されなくても、慌てて設定を触らないほうが安全です。
- 既存ドメインは使えない:クイックスタートは新規ドメイン取得が前提です。すでに持っているドメインを使いたい場合は、通常の申し込み+手動設定になります。
- 「サーバーの仕組みを学びたい」人には物足りないかもしれない:自動で終わる分、内部で何が起きているかは見えません。学習目的なら手動設定のほうが得るものはあります。
総じて、「早く書き始めたい人にはクイックスタート、じっくり理解したい人には手動設定」という住み分けになります。
ConoHa WING(ベーシックプラン)
GMOインターネットグループが提供するサーバーで、管理画面が新しく整理されている点が特徴です。WordPressかんたんセットアップにより、申し込みと同時にWordPressの設置まで完了します。
ベーシックプランの料金は、キャンペーン適用時で3ヶ月1,331円/6ヶ月1,210円/12ヶ月970円/24ヶ月844円/36ヶ月659円(月額・税込)。初期費用無料、独自ドメイン2つ無料、独自SSL無料、自動バックアップ無料が標準で付きます。最大54%OFFのキャンペーンは2026年9月9日16時までです。
向いている人
- 管理画面の分かりやすさを重視する人
- 12ヶ月契約を検討している人
注意点
- 無料お試し期間がない。契約前に試したい場合は他社を検討する必要がある
ロリポップ!(ハイスピードプラン)
低価格帯のプランが揃っており、契約期間の選択肢が広いのが特徴です。1ヶ月契約に対応している点は、他2社にはない要素です。
ハイスピードプランの料金は、1ヶ月1,430円/3ヶ月1,320円/6ヶ月1,210円/12ヶ月1,045円/24ヶ月990円/36ヶ月660円(月額・税込)。初期費用は0円、10日間の無料お試しはクレジットカード登録なしで利用できます。独自ドメインは2個ずっと無料ですが、12ヶ月以上の契約かつ自動更新設定が条件です。
なお、より安いライトプラン(12ヶ月539円/36ヶ月330円)もありますが、WordPressを快適に動かす前提ならハイスピード以上が現実的な選択肢になります。
向いている人
- まず短期間だけ試したい人
- 初期の支出を抑えたい人
注意点
- 短期契約ではドメイン無料特典の対象外
- 1ヶ月契約は月額が最も高くなる
レンタルサーバーを選ぶときのポイント
スペック表を細かく比較するより、次の5点を確認するほうが実用的です。
- WordPressの自動インストールに対応しているか:主要各社は対応済み。手動設定を避けられます。
- 独自SSLが無料か:現在は無料が標準です。有料しか選べないサーバーは候補から外して構いません。
- 自動バックアップがあるか:設定ミスやプラグイン不具合からの復旧に必要です。
- 契約期間と実質単価:36ヶ月契約は安い反面、3年分を前払いすることになります。続くか分からない段階では12ヶ月契約が無難です。
- ドメイン特典の条件:「永久無料」でも、契約継続や自動更新設定が条件になっている場合があります。
迷ったときの考え方:3社とも機能面では十分です。「情報の多さ」ならエックスサーバー、「管理画面の分かりやすさと12ヶ月単価」ならConoHa WING、「短期で試したい」ならロリポップ!、という整理になります。
WordPressブログのメリット・デメリット
メリット
- 広告・アフィリエイトの制限がほとんどない
- デザイン・機能の自由度が高い
- サービス終了でサイトが消えるリスクがない
- 記事が資産として蓄積される
- 利用者が多く、トラブル時の情報が見つけやすい
デメリット
- 月額費用が継続的に発生する
- サーバー・ドメインの契約という初期作業が必要
- 更新やバックアップなど、最低限の管理を自分で行う必要がある
- 読者を集める仕組みを自分で作らなければならない
向いている人
- 収益化を目的にブログを運営したい人
- 数年単位で続けるつもりがある人
- 自分の資産としてサイトを育てたい人
向いていない人
- 費用を1円もかけたくない人
- 日記や記録を気軽に残したいだけの人
- 数回書いて終わる可能性が高い人
目的別の選び方
| 目的・状況 | おすすめの進め方 |
|---|---|
| とにかく早く書き始めたい | エックスサーバーのクイックスタート、またはConoHa WINGのかんたんセットアップ |
| 続くか分からないので短期で試したい | ロリポップ!の1ヶ月契約、または各社の無料お試し |
| 3年続ける前提で単価を下げたい | 36ヶ月契約(3社とも月700円前後) |
| 設定でつまずいたときの調べやすさを重視 | エックスサーバー(解説記事・公式マニュアルが多い) |
| 管理画面の操作しやすさを重視 | ConoHa WING |
| まず1年運用してみたい | 12ヶ月契約(ConoHa WING 970円/エックスサーバー 990円) |
アフィリエイトを始めるまでの流れ
ブログの収益化手段はいくつかありますが、代表的なのは次の2つです。
- Google AdSense:広告のクリックや表示に応じた収益。審査があります。
- アフィリエイト:紹介した商品・サービスが成約したときの成果報酬。
始めるまでのステップ
- ブログを開設し、記事を数本公開する:ASPの審査がある場合、空のサイトでは通りません。
- ASP(広告仲介サービス)に登録する:A8.net、もしもアフィリエイト、afbなどが代表的です。登録は無料ですが、審査の有無や条件はASPごとに異なります。
- 取り扱う案件を選ぶ:自分が説明できる、または実際に使っているサービスを選ぶと、記事の説得力が変わります。
- 広告リンクを記事に設置する:記事の内容と関係のない広告を並べても成果にはつながりません。
- 成果と検索順位を確認して改善する:Google Search Consoleを導入し、どのキーワードで読まれているかを見ながら記事を修正していきます。
アフィリエイト広告を掲載する場合は、広告であることを明示する必要があります(ステルスマーケティング規制)。記事内や冒頭にPR表記を入れてください。
副業としてブログを始める際の注意点
期待値を正しく持っておくことが、続けるうえでいちばん重要です。
- すぐには収益化しません:記事が検索結果に安定して表示されるまでには数か月かかるのが一般的です。開設1〜2か月でアクセスがほぼゼロなのは珍しいことではありません。
- 「必ず稼げる」という情報には注意:短期間・高額の収益を保証するような情報商材や勧誘には慎重に対応してください。
- 勤務先の副業規定を確認する:会社によっては届出が必要な場合があります。
- 確定申告が必要になる場合があります:給与所得者で副業所得が年間20万円を超える場合など、条件によって申告義務が生じます。判断に迷う場合は国税庁の情報や税務署に確認してください。
- 費用は固定で発生します:収益が0円の期間もサーバー代はかかります。年1万円程度を「学習と実験のための費用」と見なせるかどうかが、始める前の判断材料になります。
- YMYL領域は難易度が高い:医療・健康・金融など、生活や資産に大きく関わるジャンルは検索評価の基準が厳しく、初心者が上位表示を狙うのは容易ではありません。
WordPress開設後にやること
開設が終わったら、記事を書く前に次の項目を済ませておくと後の作業が楽になります。
- パーマリンクを「投稿名」に設定:記事を公開した後に変更するとURLが変わり、リンク切れの原因になります。最優先で設定してください。
- サンプル記事・サンプル固定ページの削除:初期状態で入っている「Hello world!」などを削除します。
- テーマの設定:無料テーマで問題ありません。後から変更できます。
- 必要なプラグインの導入:セキュリティ、バックアップ、SEO関連など最小限に。入れすぎは表示速度の低下につながります。
- Google Search Console/Googleアナリティクスの登録:どのキーワードで読まれているかを把握するために必要です。早い段階で入れておくとデータが蓄積されます。
- プライバシーポリシー・お問い合わせページの作成:AdSenseやASPの審査で確認される項目です。
- 最初の記事を公開:完璧を目指さず、まず公開して修正していく方針が現実的です。
初心者がつまずきやすい注意点
- ドメイン名を決めるのに時間をかけすぎる:SEOへの影響は限定的です。短く覚えやすければ十分です。
- デザインに時間をかけすぎる:読者はデザインより内容を見ています。
- プラグインの入れすぎ:動作が重くなり、不具合の原因の切り分けも難しくなります。
- ジャンルを広げすぎる:テーマがばらけると、サイトとしての専門性が伝わりにくくなります。
- 長期契約を勢いで選ぶ:36ヶ月契約は安いですが、途中でやめても基本的に戻ってきません。
- 更新を止めたまま放置する:WordPress本体・テーマ・プラグインの更新はセキュリティ上必要です。
よくある質問
Q. パソコンがなくてもブログは始められますか?
スマートフォンだけでも開設と投稿は可能です。ただし初期設定や記事の装飾はパソコンのほうが効率的です。
Q. 開設にどれくらい時間がかかりますか?
クイックスタート系の機能を使えば、入力作業は10分程度です。ただしサイトが表示されるまでに反映待ちの時間があり、エックスサーバーの場合は最短数分〜最大24時間とされています。
Q. 契約期間は何ヶ月が良いですか?
初めてなら12ヶ月契約が無難です。36ヶ月契約は単価が下がりますが、3年分を前払いすることになります。まず試したいだけなら、1ヶ月契約や無料お試しから始める方法もあります。
Q. 途中でサーバーを変更できますか?
可能です。多くのサーバーが移行ツールを提供しています。ただし作業の手間はかかるため、最初に選ぶ段階である程度は絞っておくほうが効率的です。
Q. 無料ブログからWordPressへ引っ越せますか?
サービスによってはエクスポート機能があり、記事の移行は可能です。ただしURLが変わるため、それまでに蓄積した検索評価はそのまま引き継げません。収益化を考えているなら、最初からWordPressで始めるほうが手戻りが少なくなります。
Q. どのくらいで収益が出ますか?
個人差が大きく、確実な期間は示せません。一般的には、検索から安定した流入が生まれるまでに数か月単位の期間がかかります。開設してすぐ収益が発生するものではないという前提で始めてください。
Q. 記事は何本くらい必要ですか?
本数そのものより、検索意図に答えられているかが重要です。ただしASPやAdSenseの審査では一定量のコンテンツが求められるため、まずは10本前後を目安に公開していくと進めやすくなります。
Q. 有料テーマは最初から必要ですか?
必須ではありません。無料テーマで始め、運営を継続する見込みが立った段階で検討すれば十分です。
まとめ
WordPressブログを始めるために必要なのは、レンタルサーバー・独自ドメイン・WordPressの3点だけです。初期費用は0円、月額は600〜1,100円程度で、ドメインはサーバーの特典で実質無料になるケースが多くなっています。
サーバー選びで大きく失敗することはほとんどありません。エックスサーバー・ConoHa WING・ロリポップ!はいずれもWordPress自動インストール、無料SSL、自動バックアップを備えており、36ヶ月契約時の月額は3社とも700円前後に収まります。差がつくのは契約期間の選択肢、無料お試しの有無、ドメイン特典の条件です。
一方で、開設したからといってすぐに収益が出るわけではありません。記事が検索で読まれるまでには時間がかかります。年1万円程度の固定費を、学習と実験のためのコストとして許容できるか——それが始める前に確認しておきたい唯一の点です。
そのうえで進めるなら、まずは契約期間を12ヶ月に絞り、ドメイン名の候補をいくつか決めてから申し込みフォームを開いてください。作業自体は、思っているより短時間で終わります。
本記事の料金・キャンペーン情報は2026年8月31日時点で各社公式サイトを確認したものです。条件は変更される場合があるため、申し込み前に最新情報をご確認ください。